賢いお引越しのためのお部屋探しマニュアル

実際にお部屋を見る

実際にお部屋を見る

何件か物件を紹介してもらい、お目当ての物件があれば必ず実際のお部屋を見に行きましょう。

下見の際必要なもの

  • 間取り図
  • メジャー
  • 筆記用具
  • 地図
  • 少々のお金(手付金)

何件くらい見ればいいの?

これについては、あなたがどのタイプであるかによって変わってきます。
あなたはどのタイプでしょうか?

お急ぎ派・悩んで決められない派の方

1~5件程度が目安です。本当は1~3件程度と言いたいところですが、あえて1~5件程度にしました。理由としては、ちゃんと見比べて選んでほしいからです。
ほとんどの方が3件以上見ると、見た物件を忘れてしまう傾向にあります。
これが初めての部屋探しであれば、なおさら忘れてしまうのでしっかりと思い返して比べてみることが大切です。

じっくり派・こだわり派の方

5~10件程度が目安です。
5~10件程度を目安とするのは、同じ家賃価格帯ではそれほど変わらないと思い始めてくる件数だからです。
100件以上見ても、決められない人もいます。
これは部屋の問題ではなく、あまりに数多く見すぎてしまい、感覚がマヒしてしまった典型です。こうなってしまったら、どの物件をも同じ様に見えているはずです。

「1.お部屋探しの前に」で一番初めに決めた絶対に譲れないこだわりを思い出して、明確にしておきましょう。

共通の注意点

それは希望の家賃より高い物件は絶対に見ない事!
払える金額以上のところを見てしまうと、よほど自分を強く持っていない限り、そっちがよく見えてしまい余計決められなくなります。
家賃を上げるのは最終手段だと思ってください。
営業マンにすすめられても、断固として見ない事をおすすめします。

お部屋を見る際のチェックポイント!

  • 収納
    かならず開けてみましょう。開けたら棚がついてたりして大きい荷物が入らなかったりすることもあります。
  • コンセントの数と場所
    生活するにおいて何かと重要なコンセント。家具の配置に大きく政教してきます。間取図にメモをしておきましょう。
  • ガス栓の有無
    キッチンだけでなく部屋にもガス栓が設置されている場合には暖房器具が置くことができます。
  • TV、電話の配線の数・場所
    部屋が2つある場合など必ずしも両方に設置されているとは限りません。
  • 扉や窓の場所、方向
    ドアの開く方向で家具が置けなかったり、窓の向き次第で日当たりも変わってしまいます。
  • 周辺の騒音や環境
    大きな道路沿いや、近くに飲食店などがないか確認しておきましょう。
  • インターネット環境の確認。
  • 携帯電話の電波
    ビルに挟まれた立地や、防音がしっかりしているマンションなど意外と見落としがちですので必ず確認をしてください。
  • 洗濯機や冷蔵庫置き場のサイズ
    海外製の冷蔵庫やドラム式洗濯機の場合など要注意です。

お友達や同居する方と一緒に見に行きましょう

最近ではルームシェアや2人暮らし人口も増えていますので、
そういった場合の下見には、できれば全員で参加しましょう。
その場で回答できますし、複数いることで1人では見逃してしまう点にも気付くことができます。

1つ注意しなくてはいけないのが、不動産屋の前で平気で騒いだり、甘い空気でいたりすると、印象を悪くしてしまい、同時に他の方にも案内していた場合に不利になってしまいます。

最寄駅からの実際の徒歩数

ネットや情報誌で明記されている徒歩数は、ある一定の基準で計算された概算値です。
人によって歩く速度は違いますので、自分の速度での最寄駅からの時間が測っておきましょう。(※速度80m/分換算)

完成前の新築物件の注意点

完成前の新築物件を気に入って、入居申し込みをした場合、当然完成前ですから、
完成後の設備なども室内に入って確認する事は出来ません。
新築物件はあくまで予定の設備で、入居者募集が始められます。
つまり「予定の設備と、完成後の設備の内容に変更がでる場合がある」という事です。
例えば、キッチンがIHクッキングヒーターとなっていたとします。ところが予定が変わり、ただの電気コンロに変更になる事もありえます。

こういった変更の際には、入居申込をした不動産屋から連絡がきます。
設備が変更になって、あなたの希望の条件ではなくなってしまったのであれば、もちろん入居申込はキャンセルする事が出来ます。
不動産屋からの変更通知が遅れる事によって、トラブルになるケースもありますので、設備などの条件変更があった場合には、速やかに連絡してほしいと、事前に不動産屋に伝えておきましょう。

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